医薬分業の推進で、調剤薬局は増加の傾向にありますが、それでも医薬分業ができているのは6割程度と言われ、今後さらに増加することは間違いありません。
このため医薬品に関する専門知識を持った事務員が求められており、この資格を持った人は、非常に有利な立場にあいります。
調剤薬局事務資格を持った人の仕事は、処方箋の受付、薬歴簿の作成、薬歴簿の検索、薬情、薬袋、薬札の印刷、お薬手帳の印刷、接客などです。
この仕事に向いている人は、数字を扱うのが好きな人、デスクワークが苦にならない人、人との会話が好きな人、ボランティア精神がある人、一つの仕事だけでなく、広範囲な仕事に興味を持つ人などが挙げられます。
この資格を取るためには試験を受けなければなりませんが、受験資格はなく、調剤薬局に関心を持つ人ならだれでも受験できます。
合格するための勉強法としては、調剤薬局などにアルバイトとして就職し、先輩の指導を受けるのが最も手っ取り早いやり方ですが、そのほかに通信教育の無料の案内資料を取り寄せて、合格するためのポイントをつかんだり、実際に通信教育を受講しても良いでしょう。
あまり経費をかけたくない場合は、無料の案内資料をもとに、経験者の話を聞いたり指導を受けたりするほか、もし調剤薬局を利用する機会があったら、そこの職員から経験談を聞くのもひとつの方法です。